イタリアンレザーの生産地 その1

海外送金とタンナーさん

 

 

寿屋の皮革の40%は、海外から輸入しています。

その中でも輸入件数が多いのが、イタリアです。

 

 

あっ!紹介が遅れました。

私 寿屋の経理やら総務やら、事務職を一手に引き受けている北田です。

 

 

 

勤続14年ですが、皮革の知識はほとんど0

スタッフの働きやすい環境作りにつとめております。

 

そんな私のイタリアのタンナー(Tanner なめし業者)さんとの繋がりは

唯一、海外送金の時です。

銀行情報のほかに必要なのが、タンナーさんの住所です。

 

よく見るのが “PISA“

そう!   ピサの斜塔でお馴染みですよね。

イタリアの中東北部のトスカーナ州の中の都市名ですが、県名でもあります。

県名に続くのが、市町村名、イタリアではコムーネ(自治体)と呼ばれます。

 

Santa Croce sull’Arno

Castelfranco di Sotto

Pontea Egola

 

これらのコムーネに共通するのが

トスカーナ州を東西に流れる アルノ川流域です。

全長240kmのアルノ川は、ピサの町に面したティレニア海にそそがれます。

ご存知の方も多いと思いますが

革の鞣し(なめし)には、大量の水を必要とします。

川の流域の町に、多くのタンナーさんがひしめくのもうなずけますね。

 

トスカーナの緑あふれる地には、なだらかな丘が続き、放牧も盛んです。

そして文化あふれる州都   “フィレンツェ”

この町には、革製品の工房がたくさんあります。

 

イタリアンレザーの生産地として、発展したのがわかりますね。

 

住所からタンナーさんを見て、その土地を知るのも楽しいですね。

あーイタリア行きたい!!

 

 

 

寿屋 経理担当 北田克子