2021春夏LINEAPELL展示会


2021SS LINEAPELL展示会

 

 

こんにちは 営業の奥です

 

 1ヶ月半ぐらい前になりますが

イタリアミラノで開催されました。

LINEAPELL展示会のレポートです。

 

今では世界中が混乱するほど

感染が拡大しているコロナウイルス

この時期、心配もされましたが

まだイタリアにはあまり影響がないようで

LINEARELLは無事に開催されました。

 

 

 

今回2021年春夏の素材です。

 

ここ最近のトレンドというか今後あたりまえになってくるでしょう

環境問題や労働問題、エコ素材などです。

月のLINEAPELLE では、LWGやメタルフリー素材が多く打ち出されていましたが

今回はLWGにプラスしSUSTAINABILITYが多く打ち出されていました。

 

 

そこで SUSTAINABILITYとは?

 

日本語訳では「持続可能性」になります。

サスティナブルレザーは「持続可能な革」という意味になります。

 

では「持続可能な革」とは?

 

・革を作るときに川などの汚染がないか

・革を作る目的で動物殺傷していないか

・革を作る工場などで働いている人達の雇用はちゃんとできているか

・製品回収やリサイクルの意識があるかなど環境に配慮したものづくり

 平等な雇用形態、安全な職場環境を確保しているかなど他にも

 様々な条件があります。

 SUSTAINABILITYLWGも同じような意味合いになってくるのかと思います。

 

 

ブース入口にSUSTAINABILITYのマーク

 

 

大手タンナーも大きくアピール

 

 

LWG、ECO,METAL FREEを各社アピール

 

 

秋冬から引き続き爬虫類の型、柄が多く展開されています。

これもサスティナブルとの関わりがありエキゾチックレザーを

敬遠する声もでている流れが関係しています。

 

 

特に、クロコ・ヘビの展開が多く

次いでリザードといったところです。

 

 

仕上げは様々ですが

淡い色合いや白での拭き取り加工や白でのアンチック加工

シロを使った加工が多くありました。

 

 

またこれも環境問題などのイメージなのでしょうか?!

葉っぱ柄の型がいつもより多く見られました。

 

その他、春夏には多い花柄のデジタルプリントやメッシュ型、柄

蛍光素材は目立っています。

箔素材も引き続き展開しているところが多いです。

 

環境問題、雇用安全など、もちろん大切な問題ではあり

今後の課題になっていくのはわかりますが

いろいろな背景は別にして

革の優しいタッチ感がいい、革らしいタンニンの味がいい

イタリアの色が好き、可愛い柄が好き、面白い加工を使ってみたいなど

素材そのものの良さが、革を選ばれる基準になればいいなと思います。

 

今回仕入れた素材のお披露目は、東京レザーフェアの予定ですが

こんな状況ですので現段階では開催が決定しておりません。

4月中旬頃までには、開催の有無が決まりますので、その時はまたお知らせいたします。