見ためは色々

 

革の表情

 

 

同じ道具を使っていても

 

製法や仕上げを変えてしまえば

 

革の見た目は全く変わってきます。

 

 

 

たとえば、この二つの素材をご覧ください。

 

 

一つは、ラメの入ったエナメル仕上げ( 画像上、ブルー )

もう一つは、メタリックに手でアタマハリを施した仕上げ( 画像下 )

 

 

「えっ? アタマハリ...アタマハリってなんぞや?」(笑)

 

 

「頭張り」とは、型押しや、シワ加工などでできた

革の凹凸の凸の部分 ( 頭 ) に、手作業で染料顔料などで色をつけたり

ツヤを出したりすることを言います。

 

 

こちらの画像の商品は、どちらも同じ型版を使っているのですが

そのあとの工程が変わると、こんなに見た目も変わります!

 

 

 

 

工場の人と意見を出し合いながら、目の前で色々と試作していただきますが

ボツになるアイデアも山ほど。

改めて、革を作っていくというのは、大変な作業だなと思います。

その分、いい仕上がりで上がってきた時は、非常にうれしいですね。

 

営業部 八田