「おおかわ」って?

 

日本の古典楽器「大鼓」

 

大鼓(おおつづみ=大皮 おおかわ)をご存知ですか?

能楽囃子(のうがくはやし)や歌舞伎鳴物などで使われています。

大鼓は、能楽囃子の云わばコンサートマスター的な役割を果たしています。

小鼓(こつづみ)は、肩の上にのせて四指を使って打ちますが、大鼓は座って左ひざの上に置いて、二本の指(中指と人差し指)を使って打ちます。

 

 

 

 

どちらの鼓も、馬の皮を使って製作します。

毎年、冬の寒い時期に、実家の原皮商の所へ、大鼓の製作者(奈良在住)の方が来られて

一年分の皮(約100枚)を仕入していかれます。

でも、使用するのは馬のお尻の部分だけ(一頭に付き、わずか4枚)

40~50cm位の円盤に抜いて持ち帰られ、工房にて製作されています。

鞣し(なめし)をするには、低い水温でしかできないため、寒い1月~2月に製作されているそうです。

なんと、一つの大鼓の皮は、プロの演奏者が2~3回使うだけで、張り替えをするそうです!

そうしないと、音色が変わってしまうらしいです。

さすがに、プロは凄いですね~!

 

寿屋社長  上田

 

※ 現在は、馬革は取り扱っておりません。
  2Fアウトレット商品の中には、若干ですが在庫ございます。